2023年8月19日(土)に開催されたイベント『境界線を消していく』。湯本温泉 古滝屋(福島県いわき市)を会場に、４年ぶりに集結した皆さんとともに、ユアサミズキはライブペイントで出演。文字通り境界線を消していくをテーマに、その空間に溢れる音楽にインスピレーションをもらいながら即興で描きました。
＜900x1500mm、アクリル、ターポリン、120mins＞
美言（Vo.）、Licca（Vo.）、ウチダヨシノブ（Ba.）、遊季（Gt.）、ユアサミズキ（Live Paint）による、一連のイベントは今回が4回目。コロナ禍を挟み2019年以来 4年ぶりの開催となりました。今回も美言 / ウチダヨシノブの両名を東京から招いての舞台は、いわき湯本温泉の老舗旅館「古滝屋」さん(福島県いわき市)。（前回は湯本温泉神社、その前は同鶴の足湯、その前は喫茶ブルボンだったかな？）
今まではテーマを設けたりしてなかったのですが、今回はチャットベースで話してるうちにこの「境界線を消していく」がとてもしっくりくるね…という事で、イベントタイトルと同時に１つの大きなテーマの軸になりました。
過去のライブでもこまかい段取りや楽曲セットリストや出順も決めずにやってきたことが多くて(もちろんペイントも)、なんならリハーサルもせずに即興性も楽しみながらパフォーマンスできるメンバー。そのため今回も、言わば打ち上げでセッションするようなイメージで、観客と出演者、音と声と絵、出演者の時間割などなど、そんな境界線をゆるりと消していけるような、そんなステージができると良いねと話したりしていたのでした。
実際、当日のライブでも、２人のシンガーの時間帯を分けるでもなく、何ならその場で次は私いこうか！みたいな感じで話しながら、そこにギターとベース(+色々)の２人も混ざり合いながら、心地よい音世界が広がっていきました。ステージ位置すら固定したくないね〜って話してて、客席に行って歌ったり、踊ったり、お客さんを巻き込んでみたり、お題をもらって即興の楽曲が出来上がったり、歌ってない時は客席にいたり、ユアサも描いてない時は客席で飲んでたりと、文字通り境界線のない、皆(お客さんも含め)で繰り広げられたイベントになりました。
ペイント作品も、月なのか太陽なのか、空なのか海なのか森なのか、雲なのか水面なのか、もしくは波紋か、、、なんかそういう境界線をうやむやにした心地よいイメージになったかなぁと思っています。後半の即興曲の歌詞に「蛇」が出てきて、それをイメージしてザッと黒い線を引いたんだけど、ちょうどガラス窓の先にお庭があって、その境界すら越えたいなぁと思って、庭の木々とシンクロするペイントの樹木がつながったのでした。お客さんからいただいたお題が「山火事」だったのですが、図らずも描いた樹はどこか燃え尽きて炭になった木のようにも見えるけど、それすら背景の実際の生きている樹と繋がったことで生と死の境界線すら消して…というのは後付けです笑
次の機会はまた少し先になるかもだけど、今回の「境界線を超えていく」は、今後もこのメンバーでライブする時の大きなテーマとして、今回のライブの「続き」として１つの拠り所になりそうだね。なんて話もしてて、ああ、もしかしたらペイント作品も、次回またこの上から続きを描くようなことでも良いのかもしれないな〜なんて思ったりしています。
何はともあれ、ご来場いただいたみなさま、出演のみんな、会場をご提供いただいた古滝屋さん、皆さんに感謝です。ありがとうありがとう。
『境界線を消していく』
日 時：2023.8.19（土）16:00start
会 場：元禄彩雅宿 古滝屋（１Fブックラウンジ）
福島県いわき市常磐湯本町三函208
料 金：無料（投げ銭）
出 演：美言（Vo.）、Licca（Vo.）、ウチダヨシノブ（Ba.）、遊季（Gt.）、ユアサミズキ（Live Paint）
Facebookイベントページ：https://www.facebook.com/events/248416364651180
